2023年9月30日(土) に SECCON 2023 第3回 SECCONCON を開催しました。
SECCONCON は、Contest of Contest というセキュリティ競技アイデアを募集するコンテストに応募された作品を、一般参加者に実際に競技していただくというコンテストです。
開催案内： https://www.seccon.jp/2023/seccon_contest/secconcon_1.html

今回は4種目の競技が実施されました。

1. stringshot2023 (競技は13:30～16:50の時間で自由参加)

• • CTFを知らない小学生でも遊べる競技。文字列を入力してスリングショット(パチンコ)で飛ばして飛距離を競う。
  • 文字列はハッシュ演算され、ハッシュ値の一部を抜き出して 射出角度、初速、風の影響などが決まる。
  • 非公開ハッシュ関数を解析できれば飛距離が出る文字列を予測できるが無理。

優勝文字列は「Okinawa」でした。

２．8ピンマイコンチャレンジ

• • 8ピンDIPマイコンでさまざまな表現を行ってもらい、投票で優勝者を決める
  • 残念ながら一般応募がなく、SECCON実行委員がつくった「簡単早押しゲーム ( https://youtu.be/_-lyxgkE7ew ) 」を紹介しました。
    またその場でコンテスト参加者が過去に作った「赤外線モールス電信キット」が紹介されました（下記写真）

質疑応答時間に、マイコン談義で盛り上がっていました。

３．AIおもしろ画像生成ミニコンテスト (説明、競技、投票、結果発表で30分間）

• • お題「面白い恰好をした犬」が与えられ、AIに生成させた画像を投稿する
  • 参加者に投票してもらい、一番人気だった作品が優勝

競技時間が10分くらいしかなく、画像は1枚か2枚しか生成できませんでした。
5人が投稿し、その中には犬が含まれない画像もありました。

優勝者にどんなプロンプト（AIに指示する文字列）を入力したのか尋ねたところ

ChatGPTに「あなたは漫才師です。以下のテーマでみんなから笑いを取ってください：犬が面白い恰好をしていた」で漫才をさせたあと、「その犬のイメージを画像生成AIで生成したいんだけど、どういうプロンプトを入力すればいい？」ときいて返ってきた文字列を画像生成AIに入力した

とのことでした。

４．第3回　人間Cコンパイラコンテスト （説明、競技、結果発表で90分間）

• • 競技者自身がCコンパイラとなってC言語プログラムをアセンブリ言語にする
  • コンパイルエラーになるならエラー出力する
  • CTF形式で得点を競う

優勝者は用意した問題を全問近くまで解いていました

参加者数は最大28人でした。

アンケート結果をみると参加者の方々には楽しんでいただけたようです。参加者の声を一部ご紹介します。

• どの競技も興味深く面白かったです
• AI画像コンテストをまたやりたいです
• ゆるい感じで良かったと思います

今後とも Contest of Contest への作品応募、SECCONCON への参加応募ともどもよろしくお願いします。